ここに書いた言葉は、大塚巧藝社の一員として、私自身が創作と歴史にどう向き合っていきたいかを形にしたものです。
クリエイターである友人の現実や、歴史ある文化の現場の声に触れるたびに
「これは仕方のないことなのか」「本当にこのままでいいのか」 という問いが、
今までずっと心に残り続けていました。
創作という営みが、ただ消費されていくものではなく、誰かの人生に確かに残り、力を与えるものであってほしい。
歴史ある文化財空間の敷居を高く感じてしまうその一歩を、少しでも軽く、身近なものにしていきたい。
そして次の世代に
「表現することは、こんなにも希望に満ちたものなんだ」
「歴史に触れることは、こんなにも浪漫に満ちたものなんだ」と、胸を張って伝えたい。
例えエゴであろうとも、その想いだけは、どうしても手放すことができませんでした。
綺麗事の理想論で終わらせないためにただ言葉を並べるだけでなく、
実際にそれぞれの営みが続いていくための仕組みを、私たちができる限りで形にし、動かし始めています。
「彩藝-SAI GEI-」は、完成された正解ではありません。
試行錯誤を重ねながら形づくっていく、挑戦の途中にあります。
けれど創作も文化も誰かが守り、繋ぐために動き続ける先に未来へ残る道があると信じています。
これから生じていく課題やリスクから私たちが目を背けることは絶対にありません。
そう胸を張って言える会社の一員として、覚悟を持って現場に向き合っていきます。